


── 苦労した点はどのような点でしょうか。

谷さん
デザインが良くても実際にかたちにし、製品化するのは難しいことが多いものです。その上、今回神山さんから提案された生地は、裁断の時には滑る、芯を貼ると縮む、ゆがむ、さらに縫製はとても大変なもので、製造担当の部署は当初いい顔をしませんでした。しかしこの生地とデザインに格闘していくにつれて、徐々にあたらしい素材の扱いを克服していきました。
この商品開発、製造を通じて良かったことは、志高く難しい素材、難しいデザインにチャレンジすることで、製造部門のモチベーションが上がったことです。現場も難しい仕事に取り組めることが楽しみになってきたようにも感じられます。
7月の展示会での発表後の反応ですが、今回の商品はコンセプトとして、わかりやすい提案であったこともあったのだと思いますが、新聞・プレス等に取り上げてもらうことができました。これは今までの当社の商品としてはなかなか無かったことです。また、今回の商品開発を通じて、自社のラインナップ全体のコンセプトを整理することに繋がったと思います。まだどのような結果が出るかは分からないのですが、期待したいと思います。
この商品開発、製造を通じて良かったことは、志高く難しい素材、難しいデザインにチャレンジすることで、製造部門のモチベーションが上がったことです。現場も難しい仕事に取り組めることが楽しみになってきたようにも感じられます。
7月の展示会での発表後の反応ですが、今回の商品はコンセプトとして、わかりやすい提案であったこともあったのだと思いますが、新聞・プレス等に取り上げてもらうことができました。これは今までの当社の商品としてはなかなか無かったことです。また、今回の商品開発を通じて、自社のラインナップ全体のコンセプトを整理することに繋がったと思います。まだどのような結果が出るかは分からないのですが、期待したいと思います。

── 契約はどのようにされたのでしょうか?

谷さん
当社では、これまで外部デザイナーとの仕事の進め方では一部のデザイナーブランドの商品を除いてはデザイン料のロイヤリティ契約方式は行って来ませんでしたが、今回は外部デザイナーとの契約としては初めて契約金+ロイヤリティの契約方法をとりました。ただし、ロイヤリティ契約というのは、考え方としては良いものだとは思いますが、契約期間、適正な率、量の設定、集計の仕方など、とても難しいと思いました。このあたりは今後も考えていかなければならないと思っています。
── これから東京デザインマーケットに参加されるデザイナーにアドバイスをお願いします。

神山さん
一般のデザイナーが、自ら自社の売り込みを行うことのできるチャンスは私の知る限り、この東京デザインマーケットをおいて他には無いと思います。また普段付き合いのあるクライアント相手であったとしても、デザイナーが考えている内容をデザイナー主導のかたちで具体的に見ていただくチャンスはあまり無いのではないでしょうか。
東京デザインマーケットは今年度もビッグサイトで開催されるそうですが、東京ビッグサイトという一般の企業の方も足を運びやすい会場で、とても良い環境で提案をプレゼンテーションできる場であるので、もっと多くのデザイナーがこの場に参加されると良いと思います。
ただ、一つ考えなければいけないのは、マーケットに出展できる提案として選ばれたからといって、それだけで仕事につながるわけでは無いということです。東京都が用意してくれたこの場をわれわれデザイナーが十分に活かすようにPRに務めることが必要だと思います。
それがひいては、東京に良いものを産み出す中小企業が多く誕生するきっかけになると思います。
東京デザインマーケットは今年度もビッグサイトで開催されるそうですが、東京ビッグサイトという一般の企業の方も足を運びやすい会場で、とても良い環境で提案をプレゼンテーションできる場であるので、もっと多くのデザイナーがこの場に参加されると良いと思います。
ただ、一つ考えなければいけないのは、マーケットに出展できる提案として選ばれたからといって、それだけで仕事につながるわけでは無いということです。東京都が用意してくれたこの場をわれわれデザイナーが十分に活かすようにPRに務めることが必要だと思います。
それがひいては、東京に良いものを産み出す中小企業が多く誕生するきっかけになると思います。




